脚の軸を分解
前回購入した三脚、ARTCISE の AS95C ですが
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↑自分が購入した販売ページは消滅してしまいました。
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↑別の販売元で非常に高くなっているのでお勧めしません。
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脚の開閉がちょっと固いかな?
と思って付属の6mmL型レンチで取付け軸のボルトを微妙に緩めた時に
ゴリゴリと非常に嫌な感じの感触が伝わってきました。
そこで分解してみる事に。
なぜかこの三脚にはL型レンチの6mmが2本付属していて、なぜだろう?
と思っていたのですが、分解する時に判明しました。
脚の軸を左右からボルト止めしてあるので、両方を一緒に緩めないと
片方が空回りしてしまうのです。
分解した所で、①パイプ状の物は中にM8のネジが切られていて
台座の矢印先に刺さっており、脚を差し込んだ後に左右から
③でボルト止めしてある訳です。
そのボルトの緩み止めが画像のギザギザが付いた②ワッシャーの
歯付座金(菊座金)と言う物で刃の先端が部材に引っかかる事で
緩みを防ぐのです。
それを外した所がこんな風にガリガリと削れていて、分解した時に
削れカスが大量に出てきました。
ここには通常サイズのM8用ワッシャーは外径が大きくて収まらないため
M8x16mmx1mmという外径が小さく、薄い物を用意。
地元では手に入らなかったため、アマゾンで購入です。
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そして通常のM8用スプリングワッシャーも用意して、先ほどの歯付座金と
交換しました。
緩めた時と同じく左右を同時に締め込んで好みの固さにしておきます。
脚のロックナット部分を分解
次に伸縮のロック部分を分解してみます。
ロックナットを延々と回して引き抜くと下段のパイプが引き抜けて
断面にはバリ等無くきれいでした。
ガイド穴にはまっていた樹脂製のパーツが2つ外れます。
こちらの穴もバリはありませんでした。
この2つがはまっていた先の隙間が脚伸縮時の回転防止になっていて
ロックナット内側には締め付けた時に縮んでロックするための
やはり樹脂製のカラーがはまっていました。
これはロックナット内の溝にはまっていて外したロックナットを
逆さにしても落ちる事はありません。
組み立てる時は先の脚回転防止溝に合わせて組み立てます。
石突を交換 GITZO 大型石突50mm(GSF50)
アマゾンのレビューでGITZOの大型石突50mm(GSF50)が無加工で
付くとあったので、早速交換してみます。
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ねじ込み部分をまっすぐに立てるとゴム足裏側センターに
トルクスボルトのヘッドが覗くので付属のトルクスレンチで
ねじ込みます。
GITZOの大型石突と標準品。
標準の石突は手で外せます。
石突を外した所と標準品、GITZOの大型石突。
立てた状態での標準品、GITZOの比較。
全てGITZOに交換後、立てた状態から脚を畳んだ所。
GITZO 大型石突に交換後の縮長
GITZOの大型石突に交換すると少しばかり全長が長くなります。
石突の接地面を脚に対して垂直にした状態でフラットベース付きの縮長は約637mm
※雲台取付けネジを除いた長さ
ハーフボール付きでの縮長は約696mm
※雲台取付けネジを除いた長さ
エツミ の グリップテープIIを巻く
この三脚の脚にはマイナーチェンジにより、ウレタングリップに替えて
ゴムが巻かれていますが、2本だけなので、残りの1本にエツミの
グリップテープを巻いてみます。
エツミ 三脚用グリップテープII ブラック VE-6903 [Amazon]
2mのテープ3本が1巻にされており、値段が高めなだけあって画像右下の
エンドテープも付属している上に裏紙がはがしやすいように端から少し
中でカットされているという具合。
台紙裏の説明で、貼る部分の円周分を斜めにカットして表の保護用
ビニールをはがしつつ下から上に向かって巻き付けて行きます。
最初だけはテープで留めますが、後は粘着剤が付いていない
テープを巻き付けて行くので失敗しても巻直しが可能です。
画像左がグリップテープを貼る前で、右が貼った後。
巻き始めと終わりには日東の アセテート粘着テープを使用しました。
日東 アセテート粘着テープ NO.5 19mmX20m 黒 5-1920 [Amazon]
グリップテープを巻いた部分のアップ。
滑り止め効果が高い物です。
SUNWAYFOTO レベリングプレート LP-76 を装着
三脚台座には水準器が有るものの、ハーフボールには水準器が無く
雲台の水平出しが楽にできるように SUNWAYFOTO の レベリングプレート LP-76 を
ハーフボールと雲台の間に挟み込んで装着。
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ハーフボールの台座径は74.5mmで
レベリングプレートの水準器部分を除く直径は82mmなので少々はみ出てしまいす。
3/8インチが通る穴が開いているので丁度センターに収まり
ハーフボールを傾けても飛び出した水準器部分は台座に当たりませんが
この水準器は反応が鈍く慣れないと中々水平が出せません。
実際に雲台を載せてみる(ハーフボール台座)
これ以降の雲台はヘッドのパノラマクランプを
SWFOTO GC-01 ギアパノラマクランプ に
載せ替えてあります。
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まずは SUNWAYFOTO の GH-PRO II を載せてみましょう。
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台座径が56mmなのでレベリングプレートがだいぶはみ出してしまいます。
また、ベースパンロックレバーの短い方は干渉しませんが、長い方が
レベリングプレートの縁に当たってしまい、クルクルとは回せません。
しかし、締め止まり機構を用いて調整しておけば十分機能は果たせます。
ティルト調整ダイヤルからハンドルを出して回しても干渉しません。
ただし、ハーフボールをティルト調整ダイヤル側に倒しすぎると
ハンドルが台座に当たります。
次に SWFOTO の GH-PRO
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こちらは台座径が60mmなのでレベリングプレートのはみ出し方が減ります。
パンベース部が薄く、ベースパンロックレバーがレベリングプレートの2.5mm
盛り上がった縁に干渉するので、突き当たったら締め止まり可変機構を用いて
引っ張って戻してまた締める/緩めるを繰り返せば大丈夫ですが、少々面倒で
締め止まり機構で位置調整をしておいても可動範囲が狭く締緩はしにくい感じ。
実際に雲台を載せてみる(フラットベース)
また SUNWAYFOTO の GH-PRO II で
ティルト調整ダイヤルからハンドルを出して回すと先ほどよりも
台座に近くなったために、どうやっても当たってしまいます。
また、ベースパンロックレバーの短い方だけは干渉しません。
今度は SWFOTO の GH-PRO で、こちらはベースパンロックレバーの
長い方が干渉する以外は全て問題ありません。
2021年11月5日
雲台のベースパンロックレバーについて追記、訂正しました。
Leofoto G4 はこれとほぼ同じという事で略。
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脚の取付け軸にシムを追加 (2021年11月21日追記)
気になった脚の取付け軸を分解してスプリングワッシャーへの交換作業時
脚を差し込んだ時に3ヵ所の内、1ヵ所はガタ無くピタリと入りましたが
残りの2ヵ所はガタがあったため、シムを用意して調整しました。
まずは上にも貼った脚の取付け軸を分解した画像で、脚を台座にネジ止め
する部分に短いフランジパイプがはまっています。(太い矢印部分2ヵ所)
その2ヵ所(細い両端矢印の部分)の間隔を狭くしてやればガタつきが減るわけです。
その脚を裏返した所。
それでもわかりにくいので、斜めから撮影。
取付け軸には内側にワッシャーではなく、短いフランジパイプがはまっていて
フランジパイプを外した所。
外したフランジパイプ裏表で、手前の薄いワッシャーのような物が
今回購入した内径10x外径16mm厚さが0.1mmのシム。
IWATA(岩田製作所) シムリング(SUS) 10X16X0.1mm (10枚入) RS010016010 [Amazon]
先のシムをパイプ側から差し込んで組み付けます。
シムはパイプ部分にガタ無くピタリと入り、外径もフランジと同径でした。
台座の脚取付け軸部分。
左右のフランジパイプにシムを各1枚差し込んで組み付け。
組み付け時に脚の差し込み当初は固くても、ネジ止めする定位置まで
行くと少し緩くなるという平面が出ていない感じでしたが、ガタが減少。
ガタが無かった1本を除く2本共にシムを追加しました。
以上2021年11月21日追記分
最後に
気になった脚の取付け軸を分解してスプリングワッシャーへの交換作業時
脚を差し込んだ時に3ヵ所の内、1ヵ所はガタ無くピタリと入りましたが
残りの2ヵ所はガタがあったため、シムを用意して調整したい所です。
2021年11月21日、すぐ上に追記しました。
ロックナットを外した時に確認したカーボンパイプの切り口や穴など
予想に反してバリが無く、きれいに仕上げてありました。
その他、石突を交換して安定性が増したり、グリップを巻き、弱点だった
ハーフボールの台座に水準器を追加するなどしてだいぶ使いやすくなったはず。
後は台座上に付けるセンターポールでなく、通常のエレベータのように
使えて外さずともケースに収まる INNOREL の RT90C全シリーズ対応
40mm径センターポールを試してみたい所。この三脚に無加工で付くらしいのです。 付けてみました。(下のリンクからどうぞ)
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[レビュー] INNOREL センターポール パイプ径40mm RT90Cシリーズ対応
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!注意!
アルカスイス互換と言っても、規格がある訳では無いので全ての組み合わせで
完全に使える保証はありません。
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