はじめに
カメラのマクロリングライトとはどんな物だろうか?と複数のブランドで
販売されている中華製LEDタイプの安物を買ってみましたが、信用できない
自分の目でさえも演色性が悪いと感じたのでマイクロフォーサーズの
マクロレンズに合わせて小型の物を流用自作してみる事としました。
流用するリングライトを選定
アマゾンを徘徊してまず用意したのが LEDリングライト。
小型で明るさ調整はもちろん、色温度も調整できる物が理想ですが
ちょうどよさそうな物が見つかりました。
Kimwood ミニ型 LEDリングライト 4.5インチ 高輝度 5色モード リングライト LT-R5 [Amazon]
LEDはホワイト48個とオレンジ48個。
点灯比率を変える事によって色温度変化させるようで5段階の
3200K(電球色) 4000K(ウォーム) 4500K(ナチュラル) 5500K(ホワイト) 6500K(クール)
明るさは6段階に調整可能。
サイズは下画像の通り。
詳しくは
関連記事:物欲、雑記帳
[採寸レビュー] Kimwood 4.5インチ LEDリングライト 5色モード 6段階調光 LT-R5
を見て下さい。
明るさや色温度の画像、寸法や操作方法などレビューしています。
リングライトを取り付けるアダプターの作製
リングライトをレンズ先端へ付けるのにフィルターネジを利用すればいいのですが
グルグル回してねじ込むにはリングライトの長い電源ケーブルが邪魔になります。
そこでレンズ先端にフィルターネジを利用したアダプターを付けて、リングライトは
そこに差し込む作戦でやってみましょう。
用意したのはレンズのフィルターサイズに合わせたステップアップリングで
マルミの46→62mm。
MARUMI ステップアップリング 46mm →62mm 900904 [Amazon]
寸法は下画像の通りで、リングライトの内径が71.2mmに対してステップアップリング外径が
63.9mmとスカスカですが、思惑通りに行けばこれでいいのです。
ねじ込み部分を除く高さが4mmと短いのでもう少し延長するために買ったのが
マルミ光機 MARUMI MC-82A 62mm [色温度変更フィルター]
※現在ヨドバシ.comでは販売終了となっています。
どうせフィルターを外してしまうので、ねじ山の作りが信頼できる日本製で
できるだけ安い物を探したらこれでした。
ヨドバシ.com でポイント使用、これのみ購入という極悪非道な行いをしてしまいました。
スマヌ、スマヌ。
一風変わったケース入りでした。
さて、フィルターを外すのですが、左右2ヵ所に溝(矢印部分)があるリングを回せば外れます。
そこで用意したのが
UTEBIT カニ目レンチ レンズオープナー 10-100mm調整可 ステンレス製 [Amazon]
関連記事
[計測レビュー] UTEBIT カニ目レンチ レンズオープナー
このようにレンチを左右の溝にはめて慎重に左へ回せば分解できるのです。
2つの矢印先がレンチをはめた溝部分。
寸法は下画像の通りで、メーカーが同じなので外径も同じになるかと思ったら
こちらの方が1mm大きい。
段差は0.5mmなので大丈夫でしょう。
先ほどのステップアップリングと合体するとこうなります。
リングライトをレンズ先端に装着
レンズはフードを外しておいて
先ほどのステップアップリングとフィルターを合体したアダプターをねじ込みます。
LEDリングライトの内側にはスポンジテープを貼って(矢印先)先ほどのアダプターに
ちょっと固めで入るようにしますが、4mmちょっとの厚さが欲しかったけれど
スポンジテープは3mmの上が5mmのため、厚い透明テープでかさ上げしました。
そんな時に適しているのが
コニシ 強力補修テープ ボンド ストームガード クリヤー #04929 50mm 透明 50mm幅 [Amazon]
幅は 30mm と 50mm、それぞれに「クリヤー」と「つや消し」のバリエーション有り。
実際自宅の外、風雨や直射日光に当たる所で3年ほど経っても現在進行形でへっちゃら。
厚くて耐候性抜群、直射日光にさらされてものりやテープが劣化しにくいのです。
その透明テープの上に3mmのスポンジテープを貼ったのですが、その辺は現物合わせで。
スポンジテープを貼ったLEDリングライトをレンズ先のアダプターに差し込んで完成です。
差し込んだLEDリングライトは簡単には脱落せず、GODOX の RING72 に比べて
内径が10mm程度は小さいので、撮影物の中心付近が小さい面積で深くへこんで
いる場合でもこちらの方が光は入りやすいはずです。
実際に使ってみたのがレンズフード内面の撮影で、外からの照明では照らしにくい
内側が明るく撮影できました。
最後に
滅多に使わないのですが、明るくしようとしてもカメラやレンズが邪魔になって
照らしにくい時に使えるマクロLEDリングライトを流用自作してみました。
明るさは十分で実用できる物が完成しましたが、やはり気になるのは電源ケーブル。
あまりに細くて貧弱なため、断線が心配な上に2m20cmほどあるのでかなり邪魔なのが
困った所。
消費電流は最大で1.25A程度とモバイルバッテリーでも使えそうな感じではあります。
これを作った頃は先に書いた安物で演色性がかなり怪しい物以外これといった汎用の
マクロLEDリングライトが無かったのですが、しばらくした後に GODOX から
RING72 [Amazon] が発売されて気になって仕方ありません。
Kimwood ミニ型 LEDリングライト 4.5インチ 高輝度 5色モード リングライト LT-R5
購入価格税込み¥2,193-440(タイムセール)=1,753-
MARUMI ステップアップリング 46mm →62mm 900904
購入価格税込み¥470-
UTEBIT カニ目レンチ レンズオープナー 10-100mm調整可 ステンレス製
購入価格税込み¥1,898-
コニシ 強力補修テープ ボンド ストームガード
購入価格税込み¥517- (50mm幅、クリヤー)
Godox RING72 マクロLEDリングライト
購入価格税込み¥8,703-
!注意!
当サイトに掲載している製品は個人的に購入、使用、計測(計算値も含む)した物で
同じ製品として販売していても個体差、使用感覚の個人差、計測誤差、製造時期等
により販売価格も含め掲載している内容とは異なる場合がありますので了承ください。
また、当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。
記事中の製品名や販売店名のリンクから購入すると、広告主から当サイトに報酬が支払われることがあり、この広告収入は主にレンタルサーバーやドメイン料金に使われ、運営を行っています。
コメント