物撮り用に Leofoto 2way雲台 VH-30R を購入レビュー アルカスイス互換

アイキャッチ画像 2way雲台

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物撮り用に2way雲台が欲しい

物撮り時、低くても水平位置(真横から撮影)から上は真俯瞰(真上から撮影)までで
自由雲台を使い、左右の水平に気を配りつつカメラのアングルを上下していましたが
先に水平を出しておけば左右方向の水平を気にせずアングルを変える事ができる
2way雲台の方が楽になるのでは?と思い立ち検索などしてみました。

Sirui L-20S [Amazon]Leofoto VH-20 [Amazon] が候補に挙がりました。
ティルトロックがレバー、それも左右ダブルでできる Leofoto VH-30R に決定、購入です。

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Leofoto VH-30R
雲台

Rが付かない VH-30 はパノラマクランプ無しのモデルでプレートのクランプ部分が
固定で回転しません。(台座はどちらも回転します)

また、耐荷重はVH-30/VH-30Rどちらも15kg。

LEOFOTO 2way雲台 パンニングクランプ装備 アルカスイス互換 VH-30R [Amazon]

外箱

長いパン棒が入っているためか、予想以上に大きい箱でした。
箱サイズは約340x165x高さ115mm

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Leofoto VH-30R
外箱_1

箱を開けるとまず説明書、そこから左右に開けて雲台が出てきます。

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Leofoto VH-30R
外箱_2

外観と機能

中身は説明書、保証書、雲台、アルカスイス互換プレート、パン棒
L型六角レンチ(カメラ取付け用)

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Leofoto VH-30R
中身

レバーが沢山付いていますが、ティルトロックとティルトロックを
兼ねたフリクション調整レバー、パンロックレバーが上下2つ
後はプレートのロックノブで、パン棒は左右どちらかに付ける
事ができます。

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Leofoto VH-30R
雲台各部機能

ビデオ雲台となっているためかアルカスイス互換プレートは長めで100mm
1/4と3/8インチのカメラネジが付いていて

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Leofoto VH-30R
プレート_1

外す事も出来ます。

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Leofoto VH-30R
プレート_2

雲台 VH-30R を4方向斜め上から

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Leofoto VH-30R
雲台4方向_1

同じくプレート無しで4方向斜め上から

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Leofoto VH-30R
雲台4方向_2

付属の300mmほどあるパン棒先端はカメラ機材ではメジャーな1/4インチネジが
切ってあり、手持ち部分には樹脂のカバーがされていて

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Leofoto VH-30R
パン棒両端

雲台に2か所の取付けネジ穴があるので左右好きな方に付ける事ができます。

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Leofoto VH-30R
パン棒取付け

パン棒ねじ込み部分アップ。

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Leofoto VH-30R
パン棒取付け部

このパン棒は真横よりも少し下向きに付きます。

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Leofoto VH-30R
パン棒取付け側面

画像左がティルトロックレバーで角度目安の目盛有り。

画像右がフリクション調整/ティルトロックレバーでティルトの
動きを重くしたり、しっかりと締め付ければロックが可能。

重い機材を載せた時などにがっちりとロックしたいときは左右2か所で
ロックできるわけです。

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Leofoto VH-30R
ロックレバー左右

ティルトは前後に約90度。

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Leofoto VH-30R
前後ティルト角

全てのレバーは引っ張って回す事により、閉まり止まりの位置調整が可能。
力が入りやすいレバーの角度で締め付けるようにできるのです。

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Leofoto VH-30R
レバー閉まり止め操作

閉まり止まりの位置角度調整例。
60度ごとに角度調整が可能。

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Leofoto VH-30R
レバー閉まり止め位置例

三脚への取付けネジ穴は3/8インチになっているので1/4インチに付ける場合は
変換が必要ですが、付属していません。

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Leofoto VH-30R
底面ネジ穴

雲台本体各部寸法

あちこち計測したので参考にしてください。

正面からで、左側上のパンロックレバーが下向きの時、その下のティルトロックレバーを
グルグル回すとレバー同士が当たりますので締め止まりの位置調整が必要です。

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Leofoto VH-30R
雲台寸法_1

右側面

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Leofoto VH-30R
雲台寸法_2

後面

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Leofoto VH-30R
雲台寸法_3

クランプ部の寸法

側面その1

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Leofoto VH-30R
クランプ寸法_1

側面その2

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Leofoto VH-30R
クランプ寸法_2

上面その1

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Leofoto VH-30R
クランプ寸法_3

上面その2

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Leofoto VH-30R
クランプ寸法_4

付属プレートの寸法

側面

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Leofoto VH-30R
プレート寸法_側面

表面

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Leofoto VH-30R
プレート寸法_表面

裏面

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Leofoto VH-30R
プレート寸法_裏面

他社プレート/クランプとの互換性

手持ちの他社プレートこのクランプに固定する/他社クランプこのプレートを固定する。
総当たりで試してみましたがどちらも高い互換性でした。

他のアルカスイス互換製品との組み合わせ互換表はこちら
手持ちのクランプ・プレートを総当たりで相性を検証しています。
各社アルカスイス互換 クランプ・プレートの組み合わせ互換性、寸法一覧

このクランプ部は一覧表内の C14 付属プレートは 27 になります。

パン棒の寸法

画像左手、雲台への取付け用ネジは1/4インチです。

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Leofoto VH-30R
パン棒寸法

使ってみて

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Leofoto VH-30R
雲台各部機能_再掲載

①プレートロックノブ
少々重めでわずかにグリスのねっとり感があります。

上下にある②と⑦パンロックレバー
どちらもわずかに緩めるだけでロックが解除され、パンの回転は
重めでねっとりした動き。

画像左側にある⑤ティルトロックレバー
レバーの動きは少しねっとり感が有り、45度ほど緩めればロックが解除され
フリクション調整をフリーにしていてもティルトは固めで、パン棒を付けて
動かせばちょうどいい固さかもしれません。

右側の⑥フリクション調整/ティルトロックレバー
やはりレバーの動きは少しねっとり感が有り、閉まり止まりの位置調整をしておくと
レバーの短い方先端(矢印先端)が-右の赤線あたりからフリクションが効き始めて
+左の赤線あたりでレバーがギュッとなりロックされ、フリクションの効き具合は
白い四角の目安通りでした。

また、締緩がスムーズにできるよう⑤と⑥のレバー軸にはスラストベアリングが入っています。

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Leofoto VH-30R
フリクションレバー

ティルトの動きはねっとり感がありません。
動きは固めなのでレバーを緩めてもいきなりカメラがいきなりお辞儀する事は
少ないものの(※カメラ重量によります)、自分はパン棒を使わないので
もう少し動きが軽く、ねっとり感がある方が使いやすと感じました。

VH-30 と VH-30R どちらがいいか?

カウンターバランス機構がありませんのでそもそもビデオ雲台としては
使いにくいとは思います。
写真専用と考えて VH-30 と VH-30R どちらを選ぶかですが

使い勝手と売価の差が少ない事から VH-30R 一択です。

三脚の脚、又はレベリングベースなどで水平を出した後に使う前提で
下画像上段のようにプレートを前後にスライドしてカメラのバランスを取って
固定する使い方では VH-30 と VH-30R のどちらでも問題はありません。

ところが、L型プレートを用いてカメラを使う場合にはプレートを横向きにする
必要があり、VH-30 ではプレート部分にパノラマクランプが無いため雲台ごと
横に向けなければならず、アングルを変えるためのティルトができなくなりますが
VH-30R ならば画像下段のようにプレート部分が回転できるので無理なく撮影できます。

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Leofoto VH-30R
パノラマクランプ回転

最後に

左右の水平を他で先に調整しておけば VH-30R でカメラ上下のアングルだけに集中して
自由に調整できるため、物撮りの時だいぶストレスが減りました。

がっちりと固定したい時は左右両方のレバーでロックできるのが心強い。
台座とクランプ下、2か所でパンできるのもいい所。
ティルトロックレバーは少ない回転で諦緩できて思惑通りに使う事ができました。

ただ、ティルトの動きがもう少し軽くねっとりしてくれれば言う事無しですが
ほぼ意図した通りでいい買い物ができました。

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購入価格税込み¥24,750-

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当サイトに掲載している製品は個人的に購入、使用、計測(計算値も含む)した物で
同じ製品として販売していても個体差、使用感覚の個人差、計測誤差、製造時期等
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