はじめに
SUNWAYFOTO と SWFOTO で同じ型番の DDC-26LT はアルカスイス互換の
クイックリリースクランプ DDC-26L と プレート PT-26R のセットですが
どう見ても同じに見えます。
必要になって SUNWAYFOTO の DDC-26LT を買った後につい気になって SWFOTO の方も
買ってしまったので、比較してみます。
個別のレビュー記事については以下を参照してください。
関連記事
[計測レビュー] SUNWAYFOTO DDC-26LT クイックリリースクランプ+プレートセット DDC-26L+PT-26R
[計測レビュー] SWFOTO DDC-26 LT クイックリリース+プレートセット DDC-26L+PT-26R
パッケージと付属品
以降画像は左が SUNWAYFOTO、右が SWFOTO となります。
箱サイズはほぼ同じで SUNWAYFOTO は表面にロゴなどが印刷されていますが
SWFOTO は印刷無しで表面のシールのみ。
付属品はポーチ(約145x110mm)、3/8→1/4インチアダプター、1/4インチx長さ19mmボルト
M6x長さ20mmボルト、Oリング(約外径9mmx内径6mmx厚さ1.5mm)x2個、4mmL型レンチ(M6用)
いずれもサイズは実測値。
ポーチの色とメーカーロゴが違うのみで他は全て変わらず。
ただ、細かい付属品を入れるチャック付き袋が SUNWAYFOTO はロゴ入りで厚い物
SWFOTO はロゴ無しで SUNWAYFOTO に比べてちょっと薄い袋でした。
外観
クランプにプレート有り。
プレート無し
プレート無しその2
プレート表
プレート裏
見た目はメーカーロゴなどの印字以外同じに見えます。
寸法と重量
寸法や重量は画像の通りです。
計測誤差や製造誤差があるかもしれません
いずれもおよその数値と思ってください。
クランプ
クランプその2
プレート
寸法や重量の差についても製造や計測誤差の範囲と言って差し支えないと思います。
他社クランプ、プレートとの互換性
どちらも同じ結果となりました。
クランプは他社プレートに対して相性はかなりいい方ですが
TRIPLE TREE 自由雲台付属プレート(一覧表内の 1) はギリギリで固定できたものの
製造誤差によっては固定できない恐れがあります。
もう1枚、INPON48mmストラップホール付き(一覧表内の 10)がクランプを全開にしても
差し込む事ができませんでした。
プレートに関しては、Neewer 50mmクランプ(60mmプレートとセットの物、一覧表内の C5)が
製造誤差によっては固定できない可能性が有り、フィッシュボーン(一覧表内の C7)では
上から差し込む事ができず、脱落防止ピンが無いので横から差し込めば使える状態です。
他のアルカスイス互換製品との組み合わせ互換表は以下を参照して下さい。
手持ちのクランプ・プレートを総当たりで互換性の検証しています。
各社アルカスイス互換 クランプ・プレートの組み合わせ互換性、寸法一覧
クランプは一覧表内の C22 (SUNWAYFOTO) ・ C23 (SWFOTO)
プレートは一覧表内の 42 (SUNWAYFOTO) ・ 43 (SWFOTO)
プレート PT-26R 単品と DDC-26LT クランプセット品の違い
2021年8月 SWFOTO のプレートを単品で購入。
2022年4月 SWFOTO のDDC-26LT クランプセットを購入。
と、半年の差はありますが単品とセット品で同じ型番 PT-26R のプレートを買っています。
同じ型番でも、印字の違い以外に手持ちのクランプとの総当たり相性チェックで違いが出ました。
クランプは Neewer アルカスイス互換クランプ ミニフィッシュボーンスタイル
各社アルカスイス互換 クランプ・プレートの組み合わせ互換性寸法一覧表内の C7
単品では問題無かったのが、セット品のプレートではクランプを全開にしても
上から差し込む事ができなくなりました。
そこで両方の寸法を比べてみます。
台形で言う下底、底辺はどちらも39mmですが、上底はセット品の方が1mm広くなっていて
厚さもセット品の方では0.05mm厚くなっている。
という事は下画像の上底Ⓐと厚さⒷが長くなる事により、Ⓒの角度が大きくなるので
クランプのアリ溝への差し込みが浅くなった結果、クランプに入らなくなったと思われます。
先にも書きましたが脱落防止ピンが無いのでどちらも横から差し込めば使用は可能です。
最後に
SUNWAYFOTO と SWFOTO で同じ型番のクランプセット DDC-26LT にはわずかな
寸法の違いが見られるものの、同じ物と思われます。
ただ、外箱や付属品を入れる袋に違いが見られ、SWFOTO の方がわずかに低コスト。
さらに半年の差で購入した SWFOTO のプレート PT-26R は単品と DDC-26LT
クランプセット品を比べると印字と他社クランプとの相性に違いが見られました。
これについては製造時期の差も有り、現在は同じになっているかもしれません。
同じ型番でもサイズ的に違う物が出たり、同一メーカー同士でもクランプできない
なんて事は今さらで、中華製品の困った所でもあり、面白い所でもあります。
SUNWAYFOTO DDC-26LT クイックリリースクランプ+プレートセット DDC-26L+PT-26R
購入価格税込み¥2,980-
SWFOTO DDC-26 LT クイックリリース+プレートセット DDC-26L+PT-26R
購入価格税込み¥2,600-
SWFOTO/SUNWAYFOTO PT-26R 26mmクイックリリースプレート
購入価格税込み¥1,425-
!注意!
アルカスイス互換と言っても、規格がある訳では無いので全ての組み合わせで
完全に使える保証はありません。
同じ製品や型番でも製造時期、誤差などにより異なる結果となる場合があります。
当サイトに掲載している製品は個人的に購入、使用、計測(計算値も含む)した物で
同じ製品として販売していても個体差、使用感覚の個人差、計測誤差、製造時期等
により販売価格も含め掲載している内容とは異なる場合がありますので了承ください。
また、当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています。
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コメント
Amazon日本サイトに出してる販売店(まちがいなく中国人)とチャットやり取りしたら、
(かなり意訳すると)「”SW”はブランド呼称・ロゴ変えた同一企業」との回答でした。
Sanway日本正規代理店のサイトロンからは明瞭な答えをもらえませんでした。
サイトロンでの取り揃えが減って来てます。日本での補修サポートが薄くなりそうです。
どれも良品揃いで、雲台から上は大半Sunwyaで組んでいるので先々、メンテが心配です。
品質基準満たしてのコスパの高さはSunwayは頭抜けてると愛用してます。
けんろ~ 様
コメントありがとうございます。
SUNWAYFOTO はちょっといいブランドで
SWFOTO はコストパフォーマンスに優れたブランド
という使い分けをしているような話をどこかで聞きましたが
やはりロゴ変えの同一企業でしたか。
自分も SUNWAYFOTO や SWFOTO は精度が良い割に手ごろな値段で
気に入っています。
しかし、中国製品全般に言える事として、仕様がころころと変わる
気が付くと無くなっているなんで事が当たり前なので
気に入ったものは予備を買っておくとか、日本で手に入らなくなったら
アリエクスプレスで買う。
にしても製造中止では購入不能になってしまいますね。
自分の場合は日本でのサポートはあまり期待していないのですが
一度取り扱いを始めたからにはサイトロンではきちんとサポートを
し続けてほしいものです。
対策としては、似た製品で使えるものを探しておく
普段使っている物の予備を買っておく
流通が減ってきたら予備を買う
位でしょうか?
物欲はっさく