はじめに
物撮り用にLEDライトやディフューザー、背景紙の高さを簡単に変更できる仕掛けを材木と金具で自作してはあるのですが、色々と機材を用意せずとも小物を自然光とレフ版だけでさらっと撮影したいなんて時もあるのです。
二つ折りの大き目のレフ版を横に倒して、背景紙を目玉クリップで留めればいいのですが、壁に立てかけるとか、何かしらで支えるなど、倒れない工夫をしないと背面の板が倒れてしまう。
自然光を利用するため、光の条件がいい所を探してある程度移動して使うのに背もたれ付きの椅子の上に置くのもいいけれど、天板が平らな踏み台の上で使いたいので背面の板は自立できた方が使いやすい。
などと色々と考えている内に、段ボール箱を切り出して背面の板が倒れないよう脚を付ければいいじゃないか。
と思い立ってしまい、そうなるとすぐに作らないと気が済まないし、後日に回すと面倒になって製作意欲がしぼんでしまう。
という訳で、お手軽撮影台(背景紙ホルダー)を作ってみました。
サイズを決める
決まった背景紙サイズをそのまま使うようにしたい。
背景紙を新しくするたびに撮影台のサイズに合わせて毎回カットするのは面倒だからです。
模造紙を使うほど大きくなるとお手軽とは言い難く、小物撮影用のため、ダイソーで売っている一番大きな画用紙の4つ切り(540cm×380cm)に合わせて作るようにしました。
そうなると、目安として底面、背面ともにおよそ270x380mmの大きさが欲しくなります。
しかし、家にあった一番大きな段ボール箱ではサイズが足りずに余分な切った貼ったをするはめになりましたが、普段から段ボール工作はよくしていて切った貼ったは好きなので、苦にはなりません。
完成物
畳んだ状態。
食品の段ボール箱を切って作ったので賞味期限などが見えていますが、裏側なので問題ありません。
展開した所で、背面の板が自立するよう脚を付けたので三つ折りになりました。
右側が背板を自立するための脚になります。
背面の板を立てるとこんな感じで、底板には箱を積んだままで商品が取り出せる陳列のために開ける切り取り線が入っていますが、裏から段ボールを貼ってあるので大丈夫。
4つ切り(540cm×380cm)の画用紙を設置。
裏からで、小さい段ボール箱を使ったためにあちこち余分に貼り付けが必要だったのが見て取れます。
背面の板が自立するので、踏み台の上へ載せて撮影条件のいい所を探してうろうろした後、好みの所で撮影が可能。
底板が踏み台からはみ出すので、強度アップのために段ボールを2重にしました。
レフ版を載せる都合で、これでも強度不足ならばもう一枚貼り付ける予定。
最後に
何か思い付いて作りたくなると即作り始めたいので、材木や金具、ビス類、厚紙や画用紙などの他にも特に100円ショップの物はいつ無くなるかわからないため、よく使う物はある程度ストックしています。
今回の場合、プラダンやスチレンボードを使ってもいいのですが、小さく切りすぎたとか、微妙に材料が足りなくなった場合にダメージが大きい。
しかし、段ボール箱を切り出して作るのならば失敗してもまたスーパーなどでもらってくればいいため気が楽で、他の材料で作る前に試作してサイズ確認やテストするにも使えるのです。
プラダンやスチレンボードでは折り曲げ部分を作るのに一度カットしてテープを貼る必要がありますが、段ボールは折り曲げできるのがいい所で、それぞれの長所短所に応じて材料を選んで使うのがいいのではないでしょうか。
また、段ボールを接着するのに自分は主に木工用接着剤を使い
重しをしたり、目玉クリップで挟んで乾くまで置いておきますが、時間を短縮したい時は「紙どうしならば約10秒で接着できる」が売り文句の
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容量バリエーションは20gと40g
を使っています。
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そのノズル部分
傾けるとのりがドバっと出るので注意して使います。
また、速乾のためか穴が詰まりやすいのが欠点。
位置合わせをしてそのまま少し待つだけで、すぐに接着されて動きません。
初めて使った時は驚きました。
ただ、のりがはみ出した所はベタベタするのがちょっと気になります。
自立する撮影台ができたので、お手軽にさらっと撮影するのが楽になりました。
木工用接着剤
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