Ulanzi U-80L アルカスイス互換の小型自由雲台を採寸レビュー

アイキャッチ画像 自由雲台

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Ulanzi U-80L が気になる

前回、アルカスイス互換の自由雲台 Ulanzi U-60L を買ったのですが

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アルカスイス互換の小型自由雲台 Ulanzi U-60L を採寸レビュー

その販売ページに似たような形の U-80L という物があるのを見かけました。

相変わらず台座径はもちろん、サイズも表記されておらず、型番や
最大負荷荷重、重量から推測すると先に買った U-60L よりも少し
大きいモデルではないかと思われます。

またもや計測欲が湧いてしまい
画像内の箱や製造元リファレンスにしかU-80Lとは書かれていませんが

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を買ってみました。

外箱、外観、機能など

寸法や重量の所まで前回の Ulanzi U-60L と変わり映えしませんが
やはりコンパクトな箱に入ってきました。
箱サイズは U-60L と同じで約70x34x高さ66mm(ヘッタ除く)

01
Ulanzi U-80L 自由雲台
箱

中身は雲台本体とL型レンチは販売ページでは1本となっていましたが、2本入っていて
カメラへのプレート固定用と雲台側面のコールドシュー固定ネジ用。

02
Ulanzi U-80L 自由雲台
中身

雲台表裏とプレートを外した外観。

03
Ulanzi U-80L 自由雲台
外観

クランプ部のプレート有無画像。

04
Ulanzi U-80L 自由雲台
クランプ部

プレート表裏で、表面は滑り止めのゴム板付き。

カメラ固定ネジは付属の六角レンチかマイナスドライバー
コインなどで固定するタイプ。
脱落防止のネジ付き。

05
Ulanzi U-80L 自由雲台
プレート

クランプ部のロックノブには細かいローレット加工がされています。

06
Ulanzi U-80L 自由雲台
クランプロック部

本体のロックノブ。
丸型よりも力が入るのでこちらの方が好みです。

U-60L はのっぺりしていましたが、こちらは溝が入っています。

07
Ulanzi U-80L 自由雲台
雲台ロック部

そして、このロックノブは贅沢にも引っ張って回すと60度ごとに締め止まり位置の
変更ができて、ネジ部分には防塵のためかシリコン製と思われるOリング付き。

08
Ulanzi U-80L 自由雲台
雲台ロックレバー_1

締め止まり位置の変更例で実際には6か所の角度に変更可。
雲台の高さや場所により、使いやすい角度にロックノブを変更できるのです。

09
Ulanzi U-80L 自由雲台
雲台ロックレバー_2

次に雲台側面のコールドシューですが手でクルクルと回り、付属のレンチで
ネジを締め付けると固定できるのですが、ネジを軽く締めた状態でないと
クルクル回るようにはならず、ネジロック剤を使うなど脱落対策を
しておいた方がいいと思います。

また、センターピン付きでピンを外部から上げ下げできないアクセサリー類は
ネジの頭、六角の穴にピンが落ちてしまうと救出困難となりますのでご注意下さい。

10
Ulanzi U-80L 自由雲台
コールドシュー_回転

コールドシューを外した所で、回り止め付きの樹脂製ワッシャーと
コールドシュー裏側にはスムーズに回転するための
ナイロンワッシャーが入っていました。

11
Ulanzi U-80L 自由雲台
コールドシュー_分解

雲台底面でネジ穴は1/4インチ専用となっていて、こちらも U-60L は
のっぺりとしていましたが、U-80L には一周溝が入っています。

12
Ulanzi U-80L 自由雲台
台座

雲台本体の寸法と重量

あちこち寸法を測ってみたので参考にしてみて下さい。

13
Ulanzi U-80L 自由雲台
寸法_1

気になっていた台座径は32.4mmでした。
また、コールドシュー直径は25.95mm。

14
Ulanzi U-80L 自由雲台
寸法_2

プレートを含む高さ(カメラネジを除く)は61.5mm。

15
Ulanzi U-80L 自由雲台
寸法_3

雲台重量は販売ページに185gと出ていましたが実測では119gでした。

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Ulanzi U-80L 自由雲台
寸法_4

クランプ部とプレートの寸法など

U-60L と同じ物のようですが、クランプ部付近のサイズです。

17
Ulanzi U-80L 自由雲台
クランプ部寸法_1

クランプ部上面。

18
Ulanzi U-80L 自由雲台
クランプ部寸法_2

プレート側面と重量。

19
Ulanzi U-80L 自由雲台
プレート_寸法_1

プレート表面。

20
Ulanzi U-80L 自由雲台
プレート_寸法_2

プレート裏面で上の方でも書きましたが、カメラ固定ネジは付属の
六角レンチかマイナスドライバー、コインで固定するタイプ。
脱落防止のネジ付き。

21
Ulanzi U-80L 自由雲台
プレート_裏

他社プレート/クランプとの互換性

他社プレートをこのクランプに固定する/他社クランプにこのプレートを固定する。
どちらも高い互換性でした。
ただし、このプレートは非常に幅が狭いので脱落防止のネジを外さないと
ほとんどのクランプではセンターに固定できません。

他のアルカスイス互換製品との組み合わせ互換表はこちら
手持ちのクランプ・プレートを総当たりで相性を検証しています。
各社アルカスイス互換 クランプ・プレートの組み合わせ互換性、寸法一覧

このクランプ部は一覧表内の C13 付属プレートは 26 になります。

クランプ部を外してみる

雲台からクランプ部分を外す事ができて、取付けネジはM5、レンチは
3mm六角レンチを使いますがこのサイズの六角レンチは付属していません。

22
Ulanzi U-80L 自由雲台
クランプ外し_1

クランプ部を外した雲台側で回り止めになっています。

23
Ulanzi U-80L 自由雲台
クランプ外し_2

クランプ裏側で U-80L と型番の印字有り。

24
Ulanzi U-80L 自由雲台
クランプ外し_3

最後に

U-60L と同様、やはり台座径や寸法が不明な U-80L でしたが
予想通り台座径やボール径が U-60L よりも少しだけ大きい物で
クランプ部分やプレート、外箱サイズは共通でした。

U-60L と U-80L を比較、採寸できてすっきり。

U-60L と同様ヘッドを真横に倒すための溝が2か所有るのも使いやすいし
全体の作りが凝っていて精度や仕上げもよく、台座の回転(パン)は
少々固目ですがロックノブの締め付けによるズレもほぼありません。

コールドシュー取付けネジが脱落しやすそうな所さえ注意して撮影アクセサリーなどの
軽い物や小型のカメラを保持するのならば手放しでお勧めできます。
これは非常にいい物でした。

次回はU-60L と U-80L を比較してみたいと思います。

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同じ製品として販売していても個体差、使用感覚の個人差、計測誤差、製造時期等
により販売価格も含め掲載している内容とは異なる場合がありますので了承ください。

アルカスイス互換と言っても、規格がある訳では無いので全ての組み合わせで
完全に使える保証はありません。
同じ製品や型番でも製造時期、誤差などにより異なる結果となる場合があります。

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