はじめに
以前記事にしたAmazonでおすすめや類似商品へ頻繁に出てくる
TRIPLE TREEの自由雲台とAmazon’s Choiceになっているものの
ちょっとマイナーな?Neewerの自由雲台。
関連記事
[レビュー]029 TRIPLE TREE 自由雲台 使用感、他製品との互換など
[レビュー]030 Neewer アルカスイス互換自由雲台
今回はこの2つを比較してみたいと思います。
追記
さらにMENGS BH-36 低重心アルカスイス互換自由雲台 [Amazon]と
ベルボン 自由雲台 QHD-53Q [Amazon]も並べてみました。
TRIPLE TREE 自由雲台+予備プレート1個付き [Amazon]
Neewer 自由雲台 単品/予備プレート2個付き [Amazon]
他のアルカスイス互換製品との組み合わせ互換表は以下を参照して下さい。
手持ちのクランプ・プレートを総当たりで互換性の検証しています。
各社アルカスイス互換 クランプ・プレートの組み合わせ互換性、寸法一覧
一覧表内の各ナンバーは
TRIPLE TREE 自由雲台のクランプ部は C1 付属プレートは 1
Neewer 自由雲台のクランプ部は C2 付属プレートは 2
MENGS BH-36 自由雲台のクランプ部は C3 付属プレートは 4 になります。
外観
まずはアルカスイス互換のプレート付きで2つを並べた所で両方共高さは同じ。
プレートサイズはNeewerが約60mm、TRIPLE TREEが約50mm。
向きを反対にした所で両方共ノブが3個あり、実際に動かしてみると
TRIPLE TREEの方は
Aは締め付けてもボールはロックされず、力を入れると動くのでトルク調整機構
Bは雲台を水平方向に回転する水平パンロック
Cがボールロック
Neewerは販売ページによると3つあるノブの内、左右(C)がボールのロックノブで
真ん中(B)が水平パンのロックノブという事です。
今度はプレートを外してみた所。
先と同様向きを反対にした所で、TRIPLE TREEのように用途に応じて
ノブの大きさが変えてあると覚えやすく、瞬時に見分けがついて
いいと思います。
ヘッドを90度傾ける事ができるのは1か所のみ。
台座面を裏から見た所で、三脚への取付けネジ穴には両方共
1/4″ – 3/8″変換ネジアダプターが付いているのですがNeewerの方は奥まで
ねじ込めずに面一にならないためアダプターが少し出っ張ってしまい
平らな面に置くとグラグラするレベル。
アマゾンのレビューではネジアダプター先端を削ったという方もいましたが
なんとなくTRIPLE TREE 自由雲台のアダプターと交換したら両方とも
すっきりと収まりました。
また、画像の数値は台座径でカッコ内は台座を除いたボディ径の
数値となっております。
TRIPLE TREE アルカスイス互換 自由雲台
購入価格はタイムセール税込み¥1,990-
プレート予備1個付きはタイムセール税込み¥2,490-でした。
TRIPLE TREE アルカスイス互換自由雲台 [Amazon]
TRIPLE TREE アルカスイス互換自由雲台+プレート予備1個(計2個)付き [Amazon]
Neewer アルカスイス互換 自由雲台
購入価格は税込み¥2,449-
予備プレート2個付きは税込み¥2,599-でした。
Neewer アルカスイス互換自由雲台+プレート予備2個(計3個)付き [Amazon]
さらに手持ちで似たようなボディ直径の自由雲台を並べてみます。
追加したのは右の2つでMENGSのBH-36とベルボンのQHD-53Q。
関連記事
[レビュー]036 MENGS BH-36 低重心アルカスイス互換自由雲台
ベルボンの比較用自由雲台はQHD-S6ASあたりでも持ってくるべき
でしょうが、この時点ではまだ購入しておりませんので他と
似たサイズでクイックシュー付きのQHD-53Qを出してきました。
先とは向きを逆にした所で
参考までに台座を除いたボディ径も載せてあります。
台座裏比較
最後に
TRIPLE TREEとNeewerの自由雲台、どちらかを購入するとしたら
どちらを勧めるか?と聞かれたら
TRIPLE TREEとNeewerの自由雲台を各2個購入してみましたが
性能的にはどちらもほぼ互角でロック時、微妙にずれが生じるので
マクロ撮影など緻密なフレーミングには正直言って使えない。
その上、当たり外れもあるのを承知で購入するならば
付属のプレートを他のアルカスイス互換のクランプと
使いまわすかどうかによります。
答えその1
今後、機材やアルカスイス互換のプレート、クランプが増えない。
これだけで完結する、またはTRIPLE TREEの自由雲台しか買い増し
しないという場合はTRIPLE TREEを勧めます。
3つのロックノブの大きさがそれぞれ違い、機能の見分けが瞬時に
できて使い勝手がいいからというのがその理由。
答えその2
今後、機材やアルカスイス互換のプレート、クランプが増えたりして
他メーカーの物ともごちゃまぜになって使いまわすならばNeewerを
購入すれば自由雲台と同価格、又はわずかにプラスするだけで
予備プレートが2個(本体分含め計3個)付いてきます。
※価格変動有り
このNeewerのプレートは他社のアルカスイス互換のクランプと非常に
互換性が高く、先のTRIPLE TREE付属のプレートは幅が狭いのか
手持ちのクランプ15種類のうち、8個で固定できませんでした。
という訳で将来的に互換性の不安が少ないのがNeewerですが、自由雲台本体は
ロックノブ3個のうち2個が同じ大きさなので瞬時に機能の見分けができず
TRIPLE TREEに比べるとちょっと使いにくいかもしれません。
他のアルカスイス互換製品との組み合わせ互換表はこちら
手持ちのクランプ・プレートを総当たりで相性を検証しています。
各社アルカスイス互換 クランプ・プレートの組み合わせ互換性、寸法一覧
MENGS BH-36 低重心アルカスイス互換 自由雲台
購入価格税込み¥3,999-
MENGS BH-36 低重心アルカスイス互換自由雲台 [Amazon]
ベルボン 自由雲台 QHD-53Q
購入価格税込み¥9,060-
!注意!
アルカスイス互換と言っても、規格がある訳では無いので全ての組み合わせで
完全に使える保証はありません。
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