小型のアルカスイス互換自由雲台が欲しい
中華製の自由雲台は値段の割に大き目の物が多く
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それはそれで使い道はあるのですが、LEDライトやストロボなどを
載せるのにはもっと小型の物で十分なので、現在はベルボンの
QHD-33 [Amazon] を5個、予備に新品1個体制でNeewerのアルカスイス互換クランプ
を付けて使っていますが、最近 QHD-33 が長い事メーカー欠品のままで
先の事を考えて一応代替品を探しておこうと思い立ちました。
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単に新しく自由雲台を買ってみたいだけすが。
検索してみて小型で評判がよさそう、でも販売ページでは寸法が
よくわからないので余計に気になり
を購入です。
外箱、外観、機能など
コンパクトな箱に入ってきました。
箱サイズは約70x34x高さ66mm(ヘッタ除く)
中身は雲台本体とL型レンチは販売ページでは1本となっていましたが、2本入っていて
カメラへのプレート固定用と雲台側面のコールドシュー固定ネジ用。
雲台前後とプレートを外した外観。
クランプ部のプレート有無画像。
プレート表裏で、表面は滑り止めのゴム板付き。
裏面、カメラ固定ネジは付属の六角レンチかマイナスドライバー
コインなどで固定するタイプ。
脱落防止のネジ付き。
クランプ部のロックノブには細かいローレット加工がされています。
本体のロックノブ。
丸型よりも力が入るのでこちらの方が好みです。
そして、このロックノブは贅沢にも引っ張って回すと60度ごとに締め止まり位置の
変更ができて、ネジ部分には防塵のためかシリコン製と思われるOリング付き。
締め止まり位置の変更例で実際には6か所の角度に変更可。
雲台の高さや場所により、使いやすい角度にロックノブの締め止まり位置を変更できるのです。
次に雲台側面のコールドシューですが手でクルクルと回り、付属のレンチで
ネジを締め付けると固定できるのですが、ネジを軽く締めた状態でないと
クルクル回るようにはならず、ネジロック剤を使うなど脱落防止対策を
しておいた方がいいと思います。
また、センターピン付きでピンを外部から上げ下げできないアクセサリー類は
ネジの頭、六角の穴にピンが落ちてしまうと救出困難となりますのでご注意下さい。
コールドシューを外した所で、回り止め付きの樹脂製ワッシャーと
コールドシュー裏側にはスムーズに回転するための
ナイロンワッシャーが入っていました。
雲台底面でネジ穴は1/4インチ専用となっています。
雲台本体の寸法と重量
あちこち寸法を測ってみたので参考にしてみて下さい。
気になっていた台座径は29.45mmでした。
また、コールドシュー直径は25.95mm。
プレートを含む高さ(カメラネジを除く)は60.5mm。
雲台重量は販売ページに111gと出ていましたが、実測では110gでした。実測でも111gでした。
※2021/03/09訂正しました。
クランプ部とプレートの寸法など
クランプ部付近の寸法です。
クランプ部上面。
プレート側面と重量。
プレート表面。
プレート裏面で上の方でも書きましたが、カメラ固定ネジは付属の
六角レンチかマイナスドライバー、コインなどで固定するタイプ。
脱落防止のネジ付き。
他社プレート/クランプとの互換性
他社プレートをこのクランプに固定する/他社クランプにこのプレートを固定する。
どちらも高い互換性でした。
ただし、このプレートは非常に幅が狭いので脱落防止のネジを外さないと
ほとんどのクランプではセンターに固定できません。
他のアルカスイス互換製品との組み合わせ互換表はこちら
手持ちのクランプ・プレートを総当たりで相性を検証しています。
各社アルカスイス互換 クランプ・プレートの組み合わせ互換性、寸法一覧
このクランプ部は一覧表内の C13 付属プレートは 26 になります。
クランプ部を外してみる
雲台からクランプ部分を外す事ができて、取付けネジはM5、レンチは
3mm六角レンチを使いますがこのサイズの六角レンチは付属していません。
クランプ部を外した雲台側で回り止めになっています。
クランプ裏側で U-60L と型番の印字有り。
最後に
別の販売ページではボールヘッドサイズ:66.7 * 64 * 30mmと文章があるだけで
これではどこをどう測ったのかがわからず、他には本体重量と最大負荷荷重は
10kgまで(ご注意:お勧め重量は2-5kg)と書いてあっただけ。
台座径さえも販売ページに出ていないと言う、売る気があるのかよくわからない
Ulanzi の U-60L 自由雲台ですが、それがかえって購買欲、いや計測欲を
増長させてしまい、つい買ってしまったのですが
これは買って正解、いや大正解でした。
ヘッドを真横に倒すための溝が2か所有るのも使いやすいし、全体の作りが凝っていて
精度や仕上げもよく、台座の回転(パン)は少々固目ですがロックノブの締め付けによる
ズレもほぼありません。
コールドシュー取付けネジが脱落しやすそうな所さえ注意して撮影アクセサリーなどの
軽い物や小型のカメラを保持するのならば手放しでお勧めできます。
これは非常にいい物でした。
販売ページを見ていたら似たような形で U-80L という物も出ています。
U-60L よりも少し大きいような気がしますが、やはり詳細不明。
これは買ってみるしかありません。
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Ulanzi U-80L アルカスイス互換の小型自由雲台を採寸レビュー
!注意!
当サイトに掲載している製品は個人的に購入、使用、計測(計算値も含む)した物で
同じ製品として販売していても個体差、使用感覚の個人差、計測誤差、製造時期等
により販売価格も含め掲載している内容とは異なる場合がありますので了承ください。
アルカスイス互換と言っても、規格がある訳では無いので全ての組み合わせで
完全に使える保証はありません。
同じ製品や型番でも製造時期、誤差などにより異なる結果となる場合があります。
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