Ulanzi U-60L と U-80L の違い
販売ページでは細かいサイズ等が表記されていない Ulanzi の U-60L [Amazon]
と U-80L [Amazon] ですが、両方とも入手、採寸しました。
関連記事
アルカスイス互換の小型自由雲台 Ulanzi U-60L を採寸レビュー
Ulanzi U-80L アルカスイス互換の小型自由雲台を採寸レビュー
耐荷重については以下の通りです。
U-60Lが
最大負荷荷重は10kgまで（ご注意：お勧め重量は2-5kg）
U-80Lが
耐荷重は15KG
※どちらも販売ページより
計測欲が満たされてすっきりした所でこの2つを並べて比較してみたいと思います。
大きな違いは3つ。
まずは本体のロックノブでのっぺりとした U-60L と溝が入った U-80L。
次に台座径で U-60L が29.45mm、U-80L が32.4mm
裏面も違っていて、平面と溝有りでネジ穴はどちらも1/4インチ。
台座径が違うのでボール径も違っていて、U-60L がφ19mm
U-80L がφ22mm
Ulanzi U-60L と U-80L の寸法比較
先に挙げた3つの違いと重なる部分もありますが、ここから両者の寸法比較をしてみます。
並べてあちこち測っています。
各部とも最大で数ミリ程度の差です。
側面のコールドシューは同サイズ。
重さは8g差。
クランプ部とプレートの寸法など
U-60L と U-80L のクランプ部は同じだと思われますので
U-80L の時と同じものを再掲載しておきます。
クランプ部上面。
プレート側面と重量。
プレート表面。
カメラ固定ネジは付属の六角レンチかマイナスドライバー、コインで固定するタイプ。
脱落防止のネジ付き。
他社プレート/クランプとの互換性
他社プレートをこのクランプに固定する/他社クランプにこのプレートを固定する。
どちらも高い互換性でした。
ただし、このプレートは非常に幅が狭いので脱落防止のネジを外さないと
ほとんどのクランプではセンターに固定できません。
他のアルカスイス互換製品との組み合わせ互換表はこちら
手持ちのクランプ・プレートを総当たりで相性を検証しています。
各社アルカスイス互換 クランプ・プレートの組み合わせ互換性、寸法一覧
このクランプ部は一覧表内の C13 付属プレートは 26 になります。
クランプ部を外してみる
どちらも雲台からクランプ部分を外す事ができて、取付けネジはM5、レンチは
3mm六角レンチを使いますがこのサイズの六角レンチは付属していません。
また、ネジの太さは同じですが U-80L の方が長い物が使われています。
クランプ部を外した本体を上からみた所。
外したクランプ部の表裏。
それぞれの型番が裏に書かれていますが、どちらも同じ物と思われます。
ここまで違いを見てきましたが、購入価格は以下の通り
Ulanzi U-60L [Amazon] 購入価格税込み￥2,388-
Ulanzi U-80L [Amazon] 購入価格税込み￥2,588-
使う場所での制約がなければたった200円の差なので、大きい U-80L を
買っておく方がいいですね。
とは言え、両方ともに精度や仕上げもいいので載せる物の重さにさえ
気を付ければどちらを買っても満足できると思います。
それぞれの詳細や使用感などは以下を参照して下さい。
アルカスイス互換の小型自由雲台 Ulanzi U-60L を採寸レビュー
Ulanzi U-80L アルカスイス互換の小型自由雲台を採寸レビュー
Ulanzi 自由雲台 コードシュー付き ボールヘッド 360度回転可 [Amazon]
購入価格税込み￥2,588-
！注意！
当サイトに掲載している製品は個人的に購入、使用、計測(計算値も含む)した物で
同じ製品として販売していても個体差、使用感覚の個人差、計測誤差、製造時期等
により販売価格も含め掲載している内容とは異なる場合がありますので了承ください。
アルカスイス互換と言っても、規格がある訳では無いので全ての組み合わせで
完全に使える保証はありません。
同じ製品や型番でも製造時期、誤差などにより異なる結果となる場合があります。
コメント
大変参考になりました！
他サイトで表示されているU-80Lの重量がずいぶん重くて気になっていたのですが、当サイトでは正確に計測されておられるようで、感心しました。
ありがとうございました。
コメントをありがとうございました。
当サイトでは自分が購入した物を実測していますので
差が出るとしても製造誤差の範囲で収まるはずです。
お役に立てて何よりです。