はじめに
一般的に寄れない(寄らせない?)と言われている
手持ちのヤシカ・コンタックスZeissレンズ、通称ヤシコンレンズを
マイクロフォーサーズボディでもっと寄ってマクロ撮影してみたくて
ヘリコイド付きマウントアダプターを買ってみました。
一番短い状態では普通のマウントアダプターとして使えます。
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メニューのレンズ無しレリーズをオン、撮影モードは絞り優先、又はマニュアルで撮影
Exifデータには絞り値、焦点距離は記録されません。
また、焦点距離イメージは2倍となりますのでご注意ください。
ケース
箱のサイズは約72x72x高さ43mm
外観
ヤシコンレンズが付く側。
レンズのロック解除はプッシュ式です。
ヤシコンボディキャップを自前で用意してかぶせた所。
純正品のストックもありますが、互換品を使用。
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[レビュー]ヤシコンボディキャップ、純正品と互換品を比べてみる。
マイクロフォーサーズのボディに接続する側。
キャップは付属しておりません。
Lumix純正レンズリヤキャップを自前で用意してかぶせた所。
斜め後ろから
マイクロフォーサーズボディ側。
ヘリコイドを繰出して一番長くした所。
斜め前から
ヤシコンレンズ側
側面から見てみましょう。
一番短い状態から
前後が伸びて一番長い状態。
マウントアダプター内面は内面反射防止の溝が入っています。
一番長い状態では小さいネジの頭の向こうにヘリコイド機構が
ちらりと見えています。
寸法と重量
寸法は以下の表や画像の通りです。
Pixco シフト ヤシコン→マイクロフォーサーズ マウントアダプター | 実測値 |
---|---|
直径(レンズロック解除ボタンを除く) | 67.2mm |
直径(レンズロック解除ボタンを含む) | 69.65mm |
マウント面同士の長さ(ヘリコイド最短時) | 26.2mm |
キャップ付きの長さ(ヘリコイド最短、上記ヤシコン互換、Lumix純正キャップ) | 40mm |
マウント面同士の長さ(ヘリコイド最長時) | 52.1mm |
重量(本体のみ) | 123.2g |
計測誤差や製造誤差があるかもしれません
いずれもおよその数値と思ってください。
ヘリコイドを繰出して一番長くした時の寸法。
25.9mm伸びる計算です。
装着例
そして、レンズへの装着例(Carl Zeiss Planar T*1.4/85mm)
同じくヘリコイドを繰出して一番長くした所。
ヘリコイドを回して伸縮させてもレンズやボディは回転しません。
さらにカメラへの装着例(OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II)
カメラへの装着状態を側面から見てみましょう。
一番短い状態から
一番長い状態。
使用感など(Planar T*1.4/50mmでテスト)
このPixco シフト ヤシコン→マイクロフォーサーズ マウントアダプターですが
ボディ側の装着感は程よい固さでいい感じです。
レンズ側は軽くスルッと入ってもガタは無くロック後、回転方向のガタは
多少ありますが、ロックはきちんとされていますので、撮影には問題無いでしょう。
自分が購入した個体ではレンズの距離指標と実際のピント位置は最短撮影距離
無限遠共に十分満足がいく物でヘリコイドを一番長く繰出すと最短撮影距離が
45㎝から約20㎝となり、かなり寄れるようになりました。
Planar T*1.4/50mmでの距離指標と実際のピント位置テスト | 結果 |
---|---|
最短撮影距離(0.45m)ヘリコイド最長繰出時は約0.2m | ○ |
無限遠 | ○ |
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!注意!
マウントアダプターは一般的にメーカー純正品を除き、異なるマウント規格同士の
カメラとレンズをを組み合わせるための物です。
そのため、物により製造誤差や設計不良よるレンズ着脱不能、指標のズレ
ガタツキやピントのズレ(無限遠が出ない等)片ボケなどのリスクが生じる事があります。
もちろんカメラやレンズメーカーの保証も受けられませんので自己責任での使用となります。
まずはカメラボディキャップやレンズリヤキャップを付けてみる。
次にジャンク品のカメラやレンズを用意しておいて付けてテストする。
その後で実際に使い始めるとリスクが減らせると思います。
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