はじめに
物撮りするのにカメラのモニターを見て撮影、再生してピント位置などを
チェックしているのですが、パソコンにデータを移して見て初めて
ピントのズレを発見してがっくり、後日撮り直しなんて事がたまにあります。
プロカメラマンのブログなどで大きなモニターを用いて物撮りしているのを見て
これだ!と思い、自分もやってみようとモバイルモニターを買ってみました。
非光沢、IPSパネル、2K解像度(2560×1600)、表示色域100%sRGB、という所が
気に入ったので購入。
kksmart 13.3インチ モバイルモニター NK-133 [Amazon]
主なスペック
型番 | NK-133 |
サイズ | 13.3インチ |
視野角 | 178° |
本体重量 | 383g |
パネルタイプ | IPS FHD |
解像度 | 2560×1600 |
アスペクト比 | 16:10 |
コントラスト比 | 1200:1 (販売ページでは1500:1) |
周波数 | 60hz |
輝度(基準値) | 400cd/m2 |
応答時間 | 5ms |
最大表示色 | 1670万色 |
スピーカー | 内蔵 |
マグネット式カバー付属。
付属品、本体端子類などは後述します。
パッケージと付属品
厚くて豪華な箱に入ってきました。
箱サイズは約232x410x高さ47mm
2年保証やスタンドゲット用のカードと日本語説明書が付いており
マグネット式カバーが付いた本体はいつもの中華袋入り。
左側に
給電専用 USB-A:USB-CケーブルとUSBアダプター
2重底の下には
給電&映像転送用 USB-C:USB-Cケーブルと
映像転送用 HDMI:ミニHDMIケーブル。
付属品を並べてみました。
差し込み部分を除くプラグ間の長さや太さ(実測値)も表にしておきます。
給電専用ケーブルのみちょっと固めで癖が付きやすい感じで他の2本は
まずまずしなやかなケーブル。
双方がUSB-CでDP ALT MODEに対応していればケーブル1本で運用できますが
それ以外の場合は給電と映像、別々の結線が必要になります。
付属ケーブル一覧
用 途 | プラグ形状 | 長さ | 太さ |
---|---|---|---|
給電&映像転送用 | USB-C:USB-C | 1,215mm | φ5 |
映像転送用 | HDMI:ミニHDMI | 1,180mm | φ5 |
給電専用 | USB-A:USB-C | 1,300mm | φ4 |
本体
マグネット式のカバーが付属。
カバーを開いた所。
裏面で上2/3程度までカバーがマグネットで貼り付いていて
そのカバーを外した所。
本体裏側は端子部分が厚くなっていてその上2/3程度が薄く、その薄い部分だけに
カバーがマグネットで貼り付くようになっているのです。
説明書にはスタンドとしての使用方法は書かれていませんが、販売ページを
見た感じでは表面のカバーを裏返して下側をちょっと開く事で自立させるらしく
カバーがつっかいになっているだけなので安定性はあまり期待できません。
立てた時に滑らないようゴム足付きで、画像左側はスピーカーの穴。
※左右それぞれにゴム足、スピーカーの穴有り。
端子類
向かって左側には上から
ミニHDMI
USB-C x2
が有り、2つのUSB-C端子はどちらからも給電、映像入力ができます。
付属のケーブルを全て繋いだ所。
一番下のように隙間が開いているとダメで、硬くてもカチッと音がするまで
コネクターを挿し込まないと外れたり、映像や電源が途切れる原因となります。
ただし、一番上のミニHDMIケーブルはここまでしか入りませんでした。
本体向かって右側で上から
長押しで電源のON/OFF (電源接続直後は常にON)
メニュー画面では短押しでキャンセル/戻る
OSDと書かれたボタンは押し込むとメニューに入り、上下でメニュー移動
押し込みでメニュー項目の選択後、上下で設定変更。
また、メニューを表示していない時に上で輝度調整モードへ、下で
音量調整モードへ入る事ができる。
一番下は3.5mmヘッドホン端子
メニュー内容
メニュー内容は大きく分けて以下の5項目。
1.輝度
2.色設定
3.音量設定
4.ブルーライト/言語/HDR/リセット
5.信号源切り替え
なお、メニューは画面右下に表示され、操作しないとしばらくして消えます。
※信号入力が無い状態でメニューは表示できません。
画像のメニューは初期値ではありません。
輝度
設定項目 | 設定値など |
---|---|
輝度 | 0-100 |
コントラスト | 0-100 |
黒レベル | 0-100 |
DCR | オフ/オン |
シャープネス | 0-4 |
色設定
設定項目 | 設定値など |
---|---|
色温度 | 6500K/9300K/ユーザー(レッド0-255/グリーン0-255/ブルー0-255) |
色相 | 0-100 |
彩度 | 0-100 |
音量設定
設定項目 | 設定値など |
---|---|
ミュート | オフ/オン |
音量 | 0-100 |
ブルーライト/言語/HDR/リセット
設定項目 | 設置値など |
---|---|
ブルーライトカット | 0-4 |
言語 | 日本語を含む9種類 |
HDR | オフ/オン |
Free Sync | オフ/オン |
リセット |
信号源切り換え
設定項目 |
---|
TYPE C |
HDMI |
本体寸法
本体寸法は約294.5x200mmで393g(カバー無し)
厚さは薄い上側が4.4mmで端子がある下側は9.1mm
ベゼルは側面と上が4mmで下が17mm
※いずれも実測値
電源アダプター
付属電源アダプターは5V2.4A出力でプラグは固定。
電源アダプター表示部分
サイズは43.7×32.4mm
厚さは21.3mmで31.1g
手持ちの主なカメラでの接続結果
メーカー | カメラ | 撮影時 | 再生時 |
---|---|---|---|
パナソニック | G99 | 〇※1 | 〇 |
パナソニック | G9 | 動画のみ〇※2 | 〇 |
パナソニック | S5 | 〇 | 〇 |
オリンパス | E-M1 MII | 〇 | 〇 |
オリンパス | E-M5 MII | 〇 | 〇 |
※2 1920×1080 60p 時のみ
G99はHDMIで外部モニターを接続すると静止画撮影の比率がなぜか16:9に固定されてしまいます。
※説明書に表記有り
G9は思い当たる設定を色々いじってみましたが、静止画撮影時には画像が出ませんでした。
ただ、「無信号」の表示が出ないので、何かしら信号は出ているかもしれません。
手持ちのケーブルをいくつか試しましたが変わらず。
そこでふと動画撮影モードにしてみると、1920×1080 60p 時のみ画像が出ました。
静止画撮影モードでその設定の動画撮影を始めると表示され、止めるとまた消える。
また、再生画像も出るので静止画撮影時のみ、なぜか画像が出ません。
カメラをTVやPCモニターへ接続、静止画撮影でも画像が出る事を確認し、その状態で
このモバイルモニターに接続し直しても画像表示がされないので、おそらく静止画撮影時
接続機器に合わせてサイズやフレームレートを出力するはずが何らかの原因でできていない
(モバイルモニターの表示サイズを超えたサイズで出力している)と思われ
相性が悪いのかもしれません。
それ以外のカメラでは問題ありませんでした。
G99は本体の仕様、G9は相性問題とメインで使っている2台で使えずダメージ大です。
タブレットやスマホでカメラコントロールができる Panasonic Image App
を試してみた所、ケーブル結線が無いため快適で使い勝手も結構いい感じ。
ただ、定位置で撮影物を交換して写す場合などオーバーレイ表示が無い上
再生画面は必ずサムネイル画像から始まるため、撮影画面との行き来で
撮影物の位置合わせがやりにくく、自分には少し使いづらい部分有りでした。
最後に
最初に電源を入れた時、なぜか音量が最大の100になっており、ハウリングが発生
爆音が鳴り響いたのでお気を付け下さい。
カメラからモバイルモニターへのHDMIケーブルは正直言って邪魔ですが
大きな画面で確認できるため、ピント位置や構図の確認がしやすくなりました。
ただ、黒の締まりが少し悪く、やや白っぽくなり発色が少々地味に見えますが
非光沢パネルが原因と思われ、自分の場合は写り込みと目の疲れを考慮したため
想定内で、手持ちのテレビやPCモニターは全部非光沢です。
それでも表示品質は値段を考えれば十分で使える物でした。
しかし撮影時、置き場所に困るので何か対策しようと思います。
続き
モバイルモニターをモニターアームに設置 アルカスイス互換
収納ケース購入 (2022年5月26日追記)
ダイソーでタブレットホルダーやケーブルを装着したままでも収納できそうな
サイズのクッションケースを見つけたので買ってみました。
ダブルジッパーで外にはジッパー付きのポケットも有り。
ちょうどいいサイズでしたが、さすがに税別100円ではなく、税別300円製品です。
持ち手付きの税別500円製品もありました。
kksmart 13.3インチ モバイルモニター NK-133
購入価格税込み¥18,990-2,500(クーポン値引き)=16,490-
!注意!
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