[レビュー] Leofoto LS-223CEX レベリング搭載 カーボン三脚 3段

アイキャッチ画像 三脚

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はじめに

三脚はベルボンばかり買っていて、もうすでに何本あるのか不明ですが
興味本位から中華製の ARTCISE AS95C 40mm径カーボン三脚を購入し
いじくりまわしていました。

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やはりよく耳にする Leofoto も気になるので、小型なのにレベリングベースを
搭載したカーボン三脚の LS-223CEX を買ってみました。

外箱と付属品、ケース

箱サイズは約340x107x高さ102mm

01
Leofoto LS-223CEX
外箱

付属の三脚ケースでショルダーベルト付き。
雲台を取り付けても収納できるよう長めにできており
300mm程度までは入りそうです。

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Leofoto LS-223CEX
ケース_1

反対側で、ショルダーベルトは取り外し可能。

03
Leofoto LS-223CEX
ケース_2

ショルダーベルト取付け部アップ(上側)

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Leofoto LS-223CEX
ケース_ショルダーベルト付け根

スライダーはダブルでジッパーは上面まで開く構造。

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Leofoto LS-223CEX
ジッパー

内側にはジッパー付きのポケットが有り、説明書や付属品が入っています。
ジッパー開口部は約188mmで深さは100mmほど。

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Leofoto LS-223CEX
ケース_内ポケット

付属品は説明書や保証書、マルチツールとL型レンチは4mmx2(脚取付け軸用)に
2.5mm(雲台回転防止イモネジ用)とスパイク石突。

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Leofoto LS-223CEX
付属品

マルチツールのサイズは下画像の通り。

08
Leofoto LS-223CEX
マルチツール_1

それぞれの機能。
海外ではよくある栓抜きも付いていて

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Leofoto LS-223CEX
マルチツール_2

3mmの六角L型レンチは引き抜いて使います。

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Leofoto LS-223CEX
マルチツール_3

付属のスパイク石突。

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Leofoto LS-223CEX
スパイク石突

三脚本体

センターのエレベーターが無いので細身となっています。
縮長は実測で約218mm、重さは621.5g。

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Leofoto LS-223CEX
外観

脚を縮めた状態での高さは雲台取付けネジを除いて約204mm

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Leofoto LS-223CEX
標準開脚

脚を1段伸ばした高さは約250mmで2段伸ばした高さは約323mm
いずれも雲台取り付けネジを除いた高さで実測値。

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Leofoto LS-223CEX
脚伸ばし

脚の直径は太い方からφ22、19、16mm

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Leofoto LS-223CEX
脚径

開脚角度の変更

開脚角度は3段階に調整できて、下画像右上のように開脚ロックレバーを
引いてロックされたら脚を開いて行くとロックが自動的に下がるので
そのまま開けばフル開脚となります。

そこから脚を閉じて行くとロックが一段下がるのでそこから脚を開けば
セミ開脚になり、また閉じて行けばロックが下がり通常開脚の状態に
戻るというセミオートラチェット機構付き。

ロックレバーにテンションがかかっている場合は動かせないので
ちょっと脚を閉じれば引く事ができ、ロックレバーは引いた後でも
押し込めば元の位置に戻ります。

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Leofoto LS-223CEX
開脚ロックレバー

下画像左がセミ開脚で雲台取り付けネジを除いた高さは約148mm
右がフル開脚で同じく高さは約68mm(いずれも実測値)

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Leofoto LS-223CEX
セミ開脚、フル開脚

石突

石突の取付けネジ部分は3/8インチ、その他の寸法は下画像の通り。

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Leofoto LS-223CEX
石突_寸法

付属品のスパイク石突には穴が開いているので、L型六角レンチを差し込んで
外したりしっかりとねじ込む事ができます。

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Leofoto LS-223CEX
スパイク石突

それぞれ石突を外した状態とゴム石突、スパイク石突を付けた状態。

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Leofoto LS-223CEX
石突各種

レベリングベース

この三脚の売りである簡単に水平出しができるレベリングベースは
台座横のレバーを緩締して動かすのですが、このレバーは締めこんだ後
邪魔にならない位置へレバー角を動かせる締め止まり位置調整機能付きで
レバーを引っ張って回せば好きな角度(6か所)に変更できます。

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Leofoto LS-223CEX
レベリングベースロックレバー

雲台の台座径は50mm、水準器も含めた直径は62.5mmでした。
傾斜可能角度は±15°雲台取り付けネジ周辺の斜めにネジ切り
されている穴3ヵ所は台座側面に見えているイモネジでの雲台固定用。

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Leofoto LS-223CEX
レベリングベース

その他

矢印先の脚取付け軸間にあるネジ穴は1/4インチ。
マジックアーム等のアクセサリー取付け用で

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Leofoto LS-223CEX
アクセサリーネジ穴

裏から見ると緩み止めのイモネジが有り

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Leofoto LS-223CEX
緩み止めイモネジ_1

他にもレベリングベース固定用と思われるボルトの緩み止めらしき
イモネジも確認でき、気を遣って設計されている事が見て取れます。

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Leofoto LS-223CEX
緩み止めイモネジ_2

脚の取付け軸を分解してみました。
緩み止めはネジロック剤のみ。

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Leofoto LS-223CEX
脚軸分解

台座側脚取付け軸部分。

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Leofoto LS-223CEX
台座脚軸

先の台座を裏から見た所で、ワッシャー等の組み付け状態がわかります。
また、ボルト止めするための内部にネジが切られたパイプは長くなっていて
脚を台座に組み付けた後にパイプを横から差し込んでボルト止めする構造で
パイプとボルトの両方で荷重を受ける事になります。

以前分解した中華製の ARTCISE AS95C 40mm径カーボン三脚は同じような
構造でしたがこのパイプが短く、ボルトのみで荷重を受けるように
なっていました。

28
Leofoto LS-223CEX
台座脚軸_裏

類似製品

※金額はAmazonで2021年12月19日現在

同等品でレベリングベースが不要ならば下の3種が視野に入って来ますが
ARTCISE の安さが目を引きます。
自分も気になって、比較用に買おうかとも思いましたが、これ以上三脚を
増やすのもどうかと思い、ぎりぎり購入には到っていません。

ARTCISE には開脚ロックレバーのセミオートラチェット機構が無いようなので
頻繁にフル開脚やセミ開脚で使用するつもりがあれば断然使い勝手が違うため
Leofoto を強くお勧めします。

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Leofoto LS-223CEX

最後に

脚の伸縮ロックナット部分の分解は公式動画があったり、説明書にも
載っているので省略しましたが、カーボンパイプの切り口や穴あけ部分は
バリが無く綺麗に処理されています。

また、これまで見てきた他社製とは違い、実際に分解した瞬間にロックナットの
ネジピッチがわずかに粗く、非常に斜めになっていると感じました。

よってロックナットの回転角に対する上下の動きが大きくなり、少し回しただけで
緩締できる訳です。

脚の取付け軸は、シムを入れるほどのガタつきは無く、全体的に
しっかりと綺麗に精度よく作られている印象で、2ヵ所にボルトの
緩み止め用イモネジまであったのには驚きました。

開脚ロックレバーに関してはセミオートラチェット機構が有り、便利です。
ただ、ベルボンの上へ引っ張るタイプの軽い動きのつもりでいたら、非常に
硬くて戸惑いましたが、押し込めばキャンセルできて作動自体はしっかりと
していて問題ありません。

Leofoto LS-223CEX レベリング搭載 カーボン 3段
購入価格税込み¥18,800-


Leofoto LS-223C


Leofoto LS-223C+LH-25 自由雲台付き


ARTCISE CS20C+DB30 自由雲台付き

!注意!

アルカスイス互換と言っても、規格がある訳では無いので全ての組み合わせで
完全に使える保証はありません。
同じ製品や型番でも製造時期、誤差などにより異なる結果となる場合があります。

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