[計測レビュー] Leofoto G2 ギア雲台を購入 物撮りで活用

アイキャッチ画像 ギア雲台

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構図の微調整が楽なギア雲台を使ってみたい

建築物の内外や物撮りなどでわずかに傾いているのを直す時に
自由雲台や3way雲台などよりもサクッと素早く簡単に修正したい。

そんな時はギア雲台がいいと聞きました。
この前買った2way雲台が Leofoto だったのですが

関連記事
物撮り用に Leofoto 2way雲台 VH-30R を購入 アルカスイス互換

なんとなく今回も同メーカーで G2 というギア雲台を購入です。
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外箱と内容物

箱サイズは約96x97x高さ106mm

01
Leofoto G2 ギア雲台
外箱

中身は説明書、保証書、L型レンチと3/8インチ→1/4インチ変換アダプター
アダプター脱着工具、巾着型ポーチに入った雲台。
L型レンチはアルカスイス互換の脱落防止ピンの脱着とプレートのカメラ背当て(?)出し入れ用。

02
Leofoto G2 ギア雲台
内容物

雲台が入っている巾着型ポーチはクッション材が入ってしっかりとしています。
底面がアルカスイス互換になっているので、撮影時にこのポーチから取り出して
がっちりとした雲台の上に装着、撮影する想定でしょうか?

03
Leofoto G2 ギア雲台
巾着袋

外観

斜め上から4方向

04
Leofoto G2 ギア雲台
外観_プレート有り

アルカスイス互換プレートを外して同じく4方向から

05
Leofoto G2 ギア雲台
外観_プレート無し

付属のアルカスイス互換プレート

06
Leofoto G2 ギア雲台
プレート

付属の3/8インチ→1/4インチ変換アダプター

付属の3/8インチ→1/4インチ変換アダプターは1mmほどの縁が付いているのですが

07
Leofoto G2 ギア雲台
ネジ径変換

この G2 雲台の裏側、3/8インチのネジ穴にはザグリ加工がされておらず
先ほどのアダプターの縁が収まらないのでそのまま顔を出してしまいます。

三脚の台座側、ネジ周辺がへこんでいない場合はこの縁の分だけ
浮いてしまうので変換アダプターを使う時はネジ穴の中に
入り込むタイプを別に用意して使うのがよさそうです。

08
Leofoto G2 ギア雲台
変換ネジ取付け時

丁度手元にあった エツミ の カメラネジ変換アダプターL E-6663 は
この縁の部分が非常に薄く0.5mm程度でしたので、ペンチの刃の部分で
パキパキとあっけなく切り取り、縁を取る事ができました。

ペンチの刃は厚く、両刃になっているのでその分を見込んで画像右の
ように斜めにカットしつつ一周すれば縁の残りが少なくて済みます。
その後、軽くヤスリで整えてやりました。

G2 の三脚ネジ穴の深さは約11mm、エツミのアダプターが10.5mmなので
丁度いい収まりの長さです。

08_2
Leofoto G2 ギア雲台
エツミ_変換ネジ_サイズ

それぞれ左が加工前、右が縁を取った加工後。
雲台のネジ穴にねじ込んでから台座に定規を当ててみて
真ん中(アダプター)が定規よりも低くなっていればOK。

今回の場合、アダプターは先に三脚の台座側にねじ込んでから
雲台を取付けという手順をお勧めします。

08_3
Leofoto G2 ギア雲台
エツミ_変換ネジ_加工前後

ETSUMI カメラネジ変換アダプターL 10.5mm E-6663
購入価格税込み¥280-

雲台の機能

雲台のノブやレバーについてですが、上面のアルカスイス互換クランプ部は
画像右手のレバーを緩める事によってパン、360度グルグルと回転。
黒いクランプロックノブはアルカスイス互換プレートの脱着用。

それ以外、シルバーの二つのノブを回すと矢印①と②の通り前後左右に
スイングし最大各10度の微調整が可能。
ロックは無いので重い機材を載せて大きく重力に逆らう使い方だと下がるかもしれません。

09
Leofoto G2 ギア雲台
ノブ等説明画像

シルバーのノブを回して最大角度まで傾けた所で、中のスクリュー部分が
むき出しになってしまうため、特に屋外では異物の混入に注意が必要です。

10
Leofoto G2 ギア雲台
最大傾斜

先ほどの説明画像①のノブを右手に正面から

11
Leofoto G2 ギア雲台
側面_1

そこから左右へ最大限動かして見た所。

12
Leofoto G2 ギア雲台
最大傾斜_1

上画像右手①のノブ正面から見た所。

13
Leofoto G2 ギア雲台
最大傾斜_1側面

上画像の中立位置。

14
Leofoto G2 ギア雲台
側面_2

そこから左右へ最大限動かして見た所。

15
Leofoto G2 ギア雲台
最大傾斜_2

上画像左手から見た所。

16
Leofoto G2 ギア雲台
最大傾斜_2側面

パンロックレバーの締め止まり位置調整機構

レバーを邪魔にならない位置に動かす締め止まり位置調整機能があり
引っ張って回す事により6つの角度に回転させる事ができます。

17
Leofoto G2 ギア雲台
閉まり止まり位置機能

締め止まり位置調整例。

18
Leofoto G2 ギア雲台
閉まり止まり位置例

雲台底面

3/8インチのネジ穴が開いていて、直接三脚等の台座に取付けでき
台座径が46.5mmを超える場合はアルカスイス互換用の脱落防止ビン(ネジ)が
干渉しますが、付属のL型レンチで外す事ができます。

19
Leofoto G2 ギア雲台
底面

付属アルカスイス互換プレート

付属のアルカスイス互換プレートはストラップホール付きで
ネジを緩める事によってカメラの回転を防ぐための背当て
と思われる物を出せるなど凝った造りとなっています。

画像右の列が背当てを引き出した所。

20
Leofoto G2 ギア雲台
プレートカメラ背当て

雲台の各部寸法

雲台をあちこち計測してみました。
4方向からその1

21
Leofoto G2 ギア雲台
側面寸法_1

その2

22
Leofoto G2 ギア雲台
側面寸法_2

その3

23
Leofoto G2 ギア雲台
側面寸法_3

その4

24
Leofoto G2 ギア雲台
側面寸法_4

雲台底面のアルカスイス互換部分の寸法

25
Leofoto G2 ギア雲台
底面アルカスイス互換寸法

雲台のクランプ部分寸法

横からその1

26
Leofoto G2 ギア雲台
クランプ部寸法_1

その2

27
Leofoto G2 ギア雲台
クランプ部寸法_2

上からその1

28
Leofoto G2 ギア雲台
クランプ部上面寸法_1

その2

29
Leofoto G2 ギア雲台
クランプ部上面寸法_2

付属アルカスイス互換プレートの寸法

側面

30
Leofoto G2 ギア雲台
プレート寸法_1

側面逆からでカメラ背当て収納状態

31
Leofoto G2 ギア雲台
プレート寸法_2

カメラ背当てを上げた状態

32
Leofoto G2 ギア雲台
プレート寸法_3

カメラ背当て収納状態と上げた状態を側面から

33
Leofoto G2 ギア雲台
プレート寸法_4

先とは逆のストラップホール側

34
Leofoto G2 ギア雲台
プレート寸法_5

表面

35
Leofoto G2 ギア雲台
プレート寸法_6

裏面

36
Leofoto G2 ギア雲台
プレート寸法_7

他社プレート/クランプとの相性

手持ちの他社プレートこのクランプに固定する/他社クランプこのプレートを固定する。
総当たりで試してみましたがどちらも高い互換性でした。

他のアルカスイス互換製品との組み合わせ互換表はこちら
手持ちのクランプ・プレートを総当たりで相性を検証しています。
各社アルカスイス互換 クランプ・プレートの組み合わせ互換性、寸法一覧

このクランプ部は一覧表内の C15 付属プレートは 29
台座部分は 28 になります。

雲台の使用感

撮影機材は1kg弱で真俯瞰(真上から撮影)では使用せず、主に水平から下向きの撮影で
多用しましたが、ギアの動きがスムーズでアングルや水平の微調整が快適です。

ノブを回す方向と動く方向が一致せずについ逆に回してしまう事が
度々あったのは自分の脳性能が低いせいですが、使ってみて確かに
使い勝手のよさを感じました。

特に物撮りでは手放せなくなるというのもうなずけます。

この雲台は三脚に直接載せる事もできますが、最低限三脚にパノラマクランプを
装着した上に載せると使い勝手がよくなるのではないでしょうか?
しかし、それではアングル等の振角が足りないとなればがっちりとした雲台に
これを載せると実用的になります。

今回は LEOFOTO の2way雲台 VH-30R にこの G2 ギア雲台を載せて使いましたが
非常に快適に物撮りはできたものの、雲台が2段重ねになり、どうしても
トップヘビーになるので少し気を使いました。

3way雲台的にロックを外しておおまかにカメラ位置を出しておいてロック。
その後にギアで微調整する事ができる Leofoto G4 ギア雲台が理想の雲台
ではないかと気が付いてしまい

危険です。

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!注意!

アルカスイス互換と言っても、規格がある訳では無いので全ての組み合わせで
完全に使える保証はありません。
同じ製品や型番でも製造時期、誤差などにより異なる結果となる場合があります。

当サイトに掲載している製品は個人的に購入、使用、計測(計算値も含む)した物で
同じ製品として販売していても個体差、使用感覚の個人差、計測誤差、製造時期等
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